”妊娠したかも…?”って思ったときは、とてもうれしい気持ちになりますよね!
そのあとはつわりがやってきたり、今までの自分とは違う変化があったりつらいときもありますよね。
妊娠したのはうれしいけど、食べ物や飲み物は今まで通り摂取してもいいの?
何かあったら怖い。
とわからないことだらけで不安でした。
今回はわたしの妊娠時に食べ物・飲み物で控えていたものをご紹介します。
食べ物編
食は人間にとって楽しみの一つですよね。
そんな楽しみを妊娠中は少し制限されていました。
控えたほうがいいものは、だいたいわたしの大好物なものなので、妊娠中は我慢の日々でした。泣
生もの・加熱が不十分なもの
生ものや加熱が不十分なものには、トキソプラズマ(寄生虫)がいる可能性が高いです。
トキソプラズマに感染すると、食中毒で流産・早産・死産、
また、赤ちゃんが敗血症や髄膜炎になる可能性が高まります。
命にかかわるようなリスクがあるため、そうパクパクとは食べられませんでした。
普段は食べても食中毒にならないようなものでさえ食中毒になりやすいのです。
生ものを絶対に食べてはダメということではなく、新鮮なものを「自己責任」で食べるのはOKだとは個人的に思っています。
特に以下の食べ物は控えていました。
(※以下の食べ物以外で食べてOKということではありません。)
- 刺身
- 魚卵
- 生ハム
- レアステーキ
- 生卵 などなど
そうは言っても、妊娠中2回、生ものを食べました。
カニのお刺身が1回とイカのお刺身が1回です。
それぞれ、さっきまで生きていたものをすぐにさばいてもらって食べています。
食べたあとは少し不安な気持ちになりましたが、とてもおいしかったのを覚えています。
助産師さんに刺身などの生ものを我慢しているというと、少しくらい大丈夫と言われますが、召し上がるときは、あくまで自己責任でお願いします。
助産師さんでも食べないほうがいいと言っていたものは生肉でした。
ちゃんと火を通して食べましょう。
産後はお寿司をたくさん食べました
ナチュラルチーズ
海外からの輸入品で、カマンベールやウォッシュチーズ、ブルーチーズなどの非加熱のチーズはリステリア菌が混入している場合があります。
リステリア菌に感染するとリステリア症になり、流産・早産・死産の可能性が高くなります。
妊婦さんは健康な人の20倍ほどリステリア症になりやすいと言われています。
生もの同様、気をつける必要があります。
わたしは、おいしいモッツァレラチーズのカプレーゼは泣く泣く控えていました。泣
どうしても食べたければ、味や食感は変わりますが、十分に火を通してから食べていました。
ちなみに、私の大好きなさけるチーズは食べても問題ないとのことだったので、妊娠中もパクパク食べていました。
(参考:雪印メグミルクFAQサイト http://www.meg-snow.com/customer/faq/cheese.html )
ピザのチーズは火がよく通っていれば大丈夫
水銀(メチル水銀)含有量の多い魚
水銀含有量の多い魚といえば
- マグロ
- メカジキ
- クジラ などなどです。
海の中で、水銀を含むプランクトンや魚をエサにする大きな魚などは、エサを食べることによって水銀を体内に蓄積していきます。
よって、水銀含有量が多くなります。
ママが食べることにより、胎盤を通しておなかの赤ちゃんに届きます。
おなかの赤ちゃんはまたメチル水銀を体の外に排出することができないため、ママが水銀含有量の多い魚を摂取したことにより、中枢神経に影響を及ぼす可能性があります。
幸いにも、わたしは魚の中でマグロはあまり進んで食べる方ではないので、妊娠中は一度も食べませんでしたがノーストレスでした。
ビタミンA(動物性)を多く含むもの
- ウナギ
- アナゴ
- レバー
これはわたしは妊娠してから初めて知りました。
生ものを避けていたらOK!と思っていたので、これまた好物が食べられないものへと変わってしまいました。泣
特にウナギのひつまぶしが好きで、出産してからもシーズンでないこともありまだ食べていませんが、妊娠前に名古屋で食べたひつまぶしが忘れられません。
特に、上記3つの食材は動物性のビタミンAを多く含むものです。
ビタミンAが妊娠中に及ぼす影響は、妊娠初期(~3カ月)に摂取すると赤ちゃんの形態異常が起こりやすくなることです。
1日の摂取量の上限は、ウナギは1/2串、レバーは1かけほどです。
もし上限を超えたとしても、数日の間で調整すれば問題ないそうです。
それほど毎日食べる食材ではないですよね。食べ過ぎちゃダメよという話です。
赤ちゃんの命には関わらないですが、ママが摂取することによって赤ちゃんの将来を脅かすものになるため、わたしは妊娠中に一度も食べませんでした。
レバーは妊娠中に貧血予防で摂取したくなるものだと思いますが、注意が必要です。
体にいいものなのに、控えた方がいいなんて意外ですよね
ちなみに、野菜ジュース(特にニンジン)に多く含まれている、植物性のビタミンAはたくさん摂取しても大丈夫ですよ。
妊娠してからは、スーパーやコンビニエンスストアで買い物するときは、商品の後ろの成分表示などをついつい見てしまいます。
仕事中にコンビニエンスストアでランチを買うとき、野菜を手っ取り早く野菜ジュースで摂取していましたが、飲んだ後にビタミンAが豊富に含まれていることを知ってびっくりしました。
後から調べたら、心配しなくてみたいです。
ヨウ素・ヒ素を多く含むもの
- 昆布
- ひじき
こちらもビタミンA同様、妊娠してから知りました。
えっ、全然影響ないでしょ?と思うような意外な食材です。
ヨウ素はおなかの赤ちゃんの甲状腺異常を引き起こしてしまうものです。
毎日昆布を食べるのはよくないです。
わたしはつわり中、梅味のおしゃぶり昆布をよく食べていましたが、ヨウ素は控えたほうがいいと知ってからは食べないように気を付けていました。
ヒ素(無機ヒ素)は発がんリスクを高める成分となっており、妊娠中だけでなく、それ以外のときも大量摂取は避けた方がいいものです。
厚生労働省によると、乾燥ヒジキ4.7グラム以上を毎日摂取しなければ大丈夫とのことです。
むしろ、鉄分・食物繊維・ミネラルが豊富に含まれているため、適度に摂取(1週間に小鉢2杯程度)して構わないそうです。
昆布はだしには欠かせないもので、ひじきは和食のおそうざいなど一躍かってくれるものなので、わたしはとても大好きです。
大量摂取しなければ、体にいいと思ったのでこれは気にせず摂取していました。
スパイス
スパイスと聞くと刺激的な印象があり、妊娠中摂取していいの?と疑問に思われる可能性が高いかと思います。
特にカレーですが、辛いから赤ちゃんに影響するのでは?と思われがちですが、辛い食べ物は赤ちゃんに直接的には影響しません。
個々のスパイスによる影響がいくつかあるため、そちらについてご紹介します。
- シナモン
- ナツメグ
- フェンネル
- バジル
- セージ などなど
上記のスパイスが口に入る機会が多いかと思います。
どれも大量摂取しなければOKであり、絶対に摂取してはいけないというものではありません。
フェンネルは禁忌のハーブとされているみたいですが、わたしはどのスパイスもあまり気にせず適度に食べていました。
ただ、ナンカレーを食べに行ったときに、おなかが張るような違和感を覚えたことはあります。
これは一概にスパイスのせいであるとは言えないので、少しは気を付けていた方がいいのかもしれません。
セージは卒乳時は逆に味方になってくれるハーブです。
母乳の出を悪くするということと、乳腺炎になりにくくしてくれるため、卒乳をしやすくしてくれます。
わたしも卒乳時は摂取してみようと思います!
「スパイス」と聞くと、食べ物でポピュラーなものはカレーだと思います。
妊娠中にカレーは食べてもいいのだろうか?と思いいろいろと調べました。
結論は、食べても大丈夫な食べ物です。
ただし、激辛な食べ物など、刺激が強すぎるものは胃に影響を及ぼすため避けたほうが無難です。
飲み物編
妊娠前はいろいろな種類の飲み物にはまっていました。
寝る前でも飲めるノンカフェインのハーブティーや豆からひく本格的なコーヒーなどなど、リラックスタイムや仕事モードのお供に大変重宝していました。
しかし、妊娠すると今まで飲んでいた飲み物が悪影響を及ぼすかもしれないものがあるので、こちらもご紹介したいと思います。
アルコール
アルコールは誰もがご存じなのではないでしょうか?
アルコールはママは分解できても、おなかの赤ちゃんは胎盤を通して摂取したのち、分解・処理ができません。
赤ちゃんにアルコールが届いてしまうことにより、流産・早産・分娩異常が起こるといわれています。
また、胎児性アルコール症候群を引き起こし、障がいをもった赤ちゃんが生まれてきやすくなります。
これは、控えた方がいいというよりも、絶対に摂取してはいけないものです。
わたしはケーキやお菓子にもアルコールが含まれないかチェックし、徹底的に避けていました。
ただ、最近はアルコール成分0.00%のノンアルコール飲料がたくさんありますよね。
わたしはノンアルコール飲料を飲んでいたので、ノーストレスでした
カフェイン
カフェインも妊娠中の摂取で気を付けた方がいいものとして、よく聞くものであると思います。
カフェインを大量摂取することによって、おなかの赤ちゃんの出生体重が低体重になるいわれています。
カフェイン飲料はガバガバとは飲まず、たしなむ程度であれば問題はないということですね。
カフェインが含まれているよく飲む飲み物は、
- コーヒー(カフェイン含有量:200mlあたり120mg)
- ウーロン茶(カフェイン含有量:200mlあたり40mg)
- 抹茶(カフェイン含有量:薄茶60mlあたり64mg)
- 煎茶(カフェイン含有量:200mlあたり40mg)
- 玉露(カフェイン含有量:200mlあたり320mg)
- コーラ(カフェイン含有量:200mlあたり20mg)
- エナジードリンク (カフェイン含有量:200mlあたり86mg)※レッドブル
- 栄養ドリンク(カフェイン含有量:200mlあたり100mg)※リポビタンD などなど
ウーロン茶は飲み会でアルコールを控える方にとってよく飲む飲み物ですが、何杯ものんでしまわないように注意が必要です。
コップ5杯までなら大丈夫です。
わたしは、ウーロン茶は1杯程度にして、あとはジンジャエールなどのソフトドリンクやノンアルコールカクテルをよく飲んでいました。(この場合、糖分に注意です。)
抹茶も意外とたくさんカフェインが含まれています。飲み物の抹茶だけではなく、抹茶スイーツでも食べ過ぎに注意が必要です。
飲み物ではありませんが、チョコレートにもカフェインが含まれているため、少しだけにとどめておきましょう。
緑茶にもカフェインは含まれています。
お茶の種類によってカフェイン量は異なりますが、特に玉露はカフェイン量が緑茶の中では多い方なので気を付けましょう。
コーラもソフトドリンクなので飲まれがちですが、カフェインが入っているため、大量摂取は控えましょう。
わたしは妊娠してからは、ファストフードでコーラを頼まなくなりました。
(最終的には糖分も気にするようになり、ジュースを注文しなくなりました。そもそもファストフードを食べなきゃいいのにね。)
意外と妊娠中飲みたかったものは、栄養ドリンクです。
妊娠中ってしんどくてつらい日や、眠気に一日中襲われる日があったため、栄養ドリンクは飲みたかったです。
そもそも、妊娠前は栄養ドリンクやエナジードリンクにかなり頼っていました。
お守りのような気がして、仕事の頑張りどきには必ず飲用していました。
探せばカフェインが含まれている飲み物はたくさんあふれています。
最近は「カフェインコントロール」という言葉があるように、仕事中はコーヒーなどでカフェイン摂取をし、寝る前はカフェイン摂取を控えたりとカフェインとうまく付き合おうという流れがあります。
そんな影響もあり、「ノンカフェイン」や「カフェインレス」「デカフェ」などの飲料が増えています。
コーヒー、紅茶、コーラなどカフェに行けば注文できるお店も増えています。
本来はカフェインを含む飲み物でも飲みたいときに我慢する必要がないため、いつでも楽しめるようになってきていると思います。
わたしも妊娠中や授乳中はノンカフェインのコーヒーや紅茶に助けられていました。
やっぱりリラックスタイムにはコーヒーなど飲みたいですよね!
一昔前はなかったはずだからとても恵まれています。
ハーブティー
ハーブティーは比較的ノンカフェインの飲み物が多い印象がありますが、カフェインだけではなく、そもそもの成分で妊娠中注意するものがあるのでご紹介します。
- カモミール
- ジャスミン
- ハト麦
- レモングラス
主に上記4つです。いずれも子宮収縮を促す作用があると言われています。
カフェに行って、ノンカフェインのハーブティーだからと言ってたくさん摂取するのはよくありません。
わたしは「切迫流産」と診断されていたため、避けていました。
まとめ
妊娠中はただでさえいつもと違う体なのに、なおかつ我慢を強いられるなんてつらいですよね~。わたしもトツキトオカずっと我慢だったので少しずつストレスがたまってしまっていました。
絶対に摂取してはいけないと気負わずに、コーヒーであればノンカフェインのコーヒーを飲んでみるとか、お刺身が食べられなくても加熱してほかの食べ方をしてみるとか、いくらでも楽しみ方はあります。
ご自身と赤ちゃんにとって何が大切かを念頭に置きながら
マタニティライフを楽しんでみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次の記事でお会いしましょう!